レカネマブ(レケンビ)治療について
当クリニックでは、アルツハイマー型認知症の新たな治療選択肢として注目されているレカネマブ(商品名:レケンビ)の治療について、適切な患者さんを基幹病院へ紹介するサポートを行っています。
レカネマブ(レケンビ)とは?
レカネマブは、アルツハイマー病における主要な原因の一つである、脳内のアミロイドβ(ベータ)というタンパク質の蓄積をターゲットにした治療薬です。この薬は、アミロイドβを特異的に認識し結合することで、脳内のアミロイドプラークの形成を阻害し、既存のプラークを除去することが期待されています。
どのような患者さんが対象か?
レカネマブ治療は、特に初期のアルツハイマー型認知症の患者さんに適しています。治療を受けるには、事前にPETスキャンや脳脊髄液検査によるアミロイドβの蓄積の確認が必要です。これらの検査を通じて、治療の適応があるかどうかを評価します。
当クリニックの役割
当クリニックでは、まず患者さんの症状や病歴を詳しくお聞きし、必要な予備検査を行います。その上で、レカネマブ治療が適切と判断された場合には、治療を実施できる基幹病院への紹介を行います。紹介後は、基幹病院の専門医と連携し、患者さんの治療過程をサポートしていきます。
治療の期待される効果と注意点
レカネマブはアルツハイマー病の進行を遅らせる効果が期待されていますが、全ての患者さんに同じ効果があるわけではありません。また、治療には一定のリスクも伴います。例えば、頭痛や眠気、点滴部位の反応などの副作用が報告されています。これらの副作用や治療の詳細については、基幹病院の専門医が丁寧に説明し、十分な理解と同意の上で治療が行われます。
まとめ
アルツハイマー型認知症に対する新しい治療法としてのレカネマブ(レケンビ)について、当クリニックは基幹病院への紹介を通じてサポートいたします。ご自身やご家族がアルツハイマー病でお悩みの場合は、ぜひ一度当クリニックまでご相談ください。